![]() |
女将 永山淑子
台風23号、中越地震と災害の多い年でした。被災地の方々は本当に大変だと思います。心よりお見舞い申し上げます。一日も早く良い兆しが見えてくることをお祈り致します。 |
|
思い出すところ伊勢湾台風の時、小学校6年生位でした。町方(丹生川村)で父母が出稼ぎに出ていて、妹と二人で過ごした時期でした。父はその日は戻って来てくれましたが、大変な仕事の疲れとお酒の為、熟睡していた様です。
|
![]() |
|
ひどい風と雨の為、家がミシミシと天井の梁が大きく揺れる様になり、とても恐くて二階に上がりました。妹は泣いて恐がり、そうしている内に一旦風は収まったのですが、今度は返しでしょうか、再び強い風が吹き荒れ、とうとう壁に穴が空いてしまい、もう大変。息も出来ない程強い風が吹き込んできて、家が全部壊れるのではないかと思う位ひどい風でした。
|
|
|
必死になって、そこら中にある物で穴を塞いでみるのですが、全部吹き飛んでしまい、布団で押えながら「お父ちゃん!お父ちゃん!」と泣き叫び続けた記憶があります。台風が収まりかけた時には、もう力が抜けてしまいました。
|
|
朝になり、父はえらいことがあったということで、片付けをしてくれました。・・・父は生活の為、本当に疲れていたと思います。いろんな苦労はあったと思いますが、父は天国で今ごろ淑子は何を言っているのかと苦笑しているのではないでしょうか?一つ一つ昔のことが思い出されます。
|