犬山が取り組む、まちづくり
2000年2月25日
中部経済新聞掲載


犬山が取り組む
まちづくり

【なんでモアール】 〜全国の名産品・特産品を集めたショッピングモール〜
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 毎週ホットな情報を紹介するコーナー!!
毎週、いろいろなお店の紹介や、地域色豊かな情報を掲載しています。ここで紹介する内容は、毎週『中部経済新聞』の連載記事『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』に掲載されています。毎回、ホットな情報を掲載していますのでお見逃しなく!
 愛知県犬山市と言えばイメージするのは犬山城と城下町・木曽川河畔での鵜飼ではないでしょうか。犬山モンキーパークや成田山・桃太郎もこの犬山であることを考えるとまちのお宝は山ほどある。歴史と文化の宝庫だ。このほど犬山市では「あなたが見つけるキラッと光るお店」と題して都市景観賞にふさわしい店舗を募集し、表彰をした。平成5年度からはじまった事業で今回は第4回目となる。市民の中からまちの危機感が湧き上がりこの事業が始った。自薦、他薦を問わず誰でも応募ができる。私はこの都市景観賞の審査委員として参加し、また、その表彰を兼ねたシンポジゥムのパネラーとしてもお役目を頂いた。  鵜飼で有名な 愛知県犬山市
名鉄犬山駅  犬山市は名鉄犬山駅前の大型店と地元商業者でつくるSCの調査事業で1年間仕事をさせて頂いたことがある。従って駅の東側は何度も足を運んでいるので駅前の都市化した雰囲気はオシャレでイメージは良い。駅をはさんで西と東とではずいぶん雰囲気が違うと感じていた。まちづくりの仕事で全国各地の事業に携わってきていちばん思うことは、まちを動かす「人」によって、この地域の将来像は違ってくるとつくづく思う。思いおこせば5年前、群馬県S市で「まちづくりシンポジウム」があった。温泉街で有名な街で皆さんも一度は行った事のある有名な街だ。
 私は講演とパネルディスカッションのパネラーとして参加していた。事前に「市長の本音をディスカッションの中で聞いてほしい」と商店街連合会の会長から密かに耳打ちがあった。寂れてきた街を何とかしたいと言う思いからこのシンポジウムは開かれた。S市はまちの玄関口であるJR駅前から商店街が広がっている。勿論、有名温泉地へはこの駅から10分ほどの山の中腹にある。モータリゼーションの時代にはおよそマッチしない歩道もない街並みが延々と続いている。「わがまちは工業で成り立っているまちである。商業だけではない」とパネラーをしていた市長のきっぱりとした口調が場内に無常に響いた。 犬山で行われた、まちづくりシンポジウムの様子
1597年創業の荵苳酒   商業者の皆さんの愕然とする姿が今でも記憶に残る。商業がイキイキしていないとまちは活性化しない。いわゆる商業はまちの基幹産業である。そのことに気付いていないまちのトップに感性の幼さを垣間見た。私は市長のこの言葉でまちは発展性がないことをさとった。この話しを出したのは言うまでもなく、犬山市長 石田芳弘氏のまちづくりにかける意気込みの大きさに感動したからである。シンポジウムとなっているが井戸端意見交換と銘打って「魅力あるお店づくりの知恵」のタイトルで行われた。小布施町や長浜・高山・三重県伊勢の「おかげ横丁」・おはらい通りなどをモデルにしたいと言う意見や犬山のお宝をもっとさがしたら、イヤ、まちのプロデュースする人がほしいなど、白熱した意見が飛びかった。
 
 シンポジウムの意見提案を受けて石田市長は、今まで行政としてまちづくりにおける総合計画づくりに専念し、ようやくそれがまとまってきた。あとはどうそれを具体的に実行して行くかだけですとエネルギッシュに応えた。井戸端交換も無事終わり関係者が控え室に集りしばらくその続きが始った。時間内に言い尽くせなかった話しか゛ぽんぽんと飛び出した。石田市長との熱のこもったまちづくり談義が続いた。どの人の意見にも耳をかし皆の意見を市政に反映さ
せようと一生懸命になっている姿を見て、群馬県S市との大きな違いに感動した。このまちはきっとステキなまちになるだろうと確信した。



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犬山市都市景観賞を受賞した、喫茶店「ラペ」
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『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』
広野 嘉代子