![]() 2000年3月3日 中部経済新聞掲載 |
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| 加賀温泉駅に着いたときはすっかりまわりは雪につつまれていた。駅舎は改造中ですでに隣に立派な駅舎が建っている。山中温泉は5年ぶりだ。山中町はご縁が深く講演や取材そして旅行と5〜6回訪れたまちでなつかしい。吹雪のなかを車で30分ほどで行くと山中温泉街だ。かつてはひっそりとしていた商店街が見違える様にいろいろなジャンルのギャラリーが点在していてびっくりした。山中温泉南町ゆげ街道(会長 久保出久一氏)が変化を遂げるには、大きなきっかけがあった。それは、昭和62年の中学校校舎の移転だった。学生の流れがすっかりなくなり過疎化してしまったのだった。商店街の人達は何とかしなければいけないと真剣に考え始めた。 | ![]() |
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2〜3年は悶々とした日々が続いた。当時の振興会々長 桜井比呂之氏(現街なか再生・目抜き通り整備協議会々長)・現会長の久保出久一氏など7人が中心となって夜を徹して5ヶ月に及び概略を考えぬいた。そして平成5年5月道路拡張事業に伴う景観形成、街並み作り事業に踏み切ることとなった。平成6年度には街並みに対する現在及び将来についての調査事業を実施したり、「黒壁スクエア」「夢京橋キャッスルロード」等を視察して着々とイメージづくりを行っていった。平成7年度も飛騨古川・高山を視察。やがてその計画は実現へと向かっていった。 | |
| 平成8年1月には一号店がオープン、陶芸の世界に吹く新しい風をおこそうと「器とコーヒーの店」である。そして2号店「中華飯店」3号店はオリジナルな漆器が見ものの「漆美店」。4号店「中履物店」5号店「新聞店」と平成8年は次々とオープンにこぎつけた。平成9年には5千年の時代を遡る古陶磁器と中国陶器の魅力の品々が揃う「中国陶器店」。そして「美術庵」「アートギャラリー」と伝統文化が息づく山中温泉にふさわしい個性的な店ができあがった。そして、お酒と酒器、珈琲の店「お酒倶楽部」が平成10年に、平成11年には薬局もオープンした。酒屋といっても店内は陶器や喫茶コーナーもある、入りやすいおしゃれな酒屋さんで思わず、覗きたくなる。 | ![]() |
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地下貯蔵庫もあるとお聞きし案内して頂いた。ぎっしりとお酒がそれもステキなディスプレーで並んでいてびっくりする。雪の日であったが若い女性達のグループが街並みの散策を楽しんでいた。どの店も個性豊で私達のこころをつかんではなさない。すっかり生まれ変わった街並みを訪れる様になったことには一つの仕掛けもあった。昨年の11月1日から今年の3月末日まで、旅館組合の協賛でプレゼント企画を実施しているのである。現在12店舗あるギャラリー店5ヶ所のスタンプを集めると、けやきで作った焼印のある「湯座屋札」と山中温泉出身の和の鉄人「道場六三郎さん」の書いた手ぬぐい入りポーチをセットでプレゼントしている。 | |
| このポーチセットで山中節発祥の総湯「菊の湯」も無料で入湯できる。その相乗効果で街は蘇えった。まだまだ、今年から5〜6店舗はオープンする予定だ。そして4月から6月までは観光協会と一体となってバスによる街の回遊計画もある。午前と午後5便づつ一日10便が街のギャラリー散策にバスを出す事になった。新しいアイデアは街を益々勢いづける。山中温泉はこれからがとても楽しみになってきた。一度皆さんも山中温泉の湯につかり、まちをゆったりと散策して見ようではありませんか。 ●お問合せは・・・ 山中町商工会 石川県江沼郡山中町西桂木町 TEL:0761-78-3366 FAX:0761-78-1766 URL: http://www.tabijozu.ne.jp/~yamanaka/ E-mail: kakusenk@liac.ocn.ne.jp |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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