知っておきたいインターネットの常識その2

2000年5月12日
中部経済新聞掲載



知っておきたい
インターネットの常識
その2

 インターネットを始めようと考えている中小企業者は多いが、いろいろとわからな い部分もあって二の足を踏んでいる場合もあると聞く。先回は少しむつかしいレンタ ルサーバーのことについてかきました。しかし、まだまだ実際にはどのように取り組 んで良いのやらと思案中の経営者が多いので、初歩の段階からお話をする。これはあ る木工会社からの実際の相談内容であるが、この会社では注文生産で家具類を製造販 売している。建設会社の下請けとして家づくりに組みこまれている家具類や一般ユー ザーからのオリジナル家具、そして、いま人気のガーデニング用フラワーポット・そ れらの関連商品とさまざまなものを製造加工する会社で、木製のものなら何でもてが けている。どのようにインターネットを活用したら良いのかと相談があった。 一誠堂の店構え
円卓
 まず、企業としてどの方向に進みたいかで違ってくるが、例えば、従来どおり建設 会社等の下請けを中心とした方向でいくが、一般ユーザーに対してもこだわり家具を 求める傾向も強いので、ホームページ(HP)は会社案内的でしかも一般ユーザーに も見て楽しんで頂くページとして作成することをお進めした。会社案内的といっても パンフレットと同じではせっかくのHPが一般ユーザーには魅力がない。HPに載せ るには実際に手がけた今までの商品を載せると良い。
 「リビングにマッチしたテーブルとイス、特に木目を生かしたムクのテーブルをデ ザインし、全体のバランスを考えて作り上げました」と、専門家ならではの家具の提 案をしたり、そのなかへ材質の説明なども丁寧に入れると、こだわった顧客には喜ば れる。いろいろな家にあった家具の提案力がものを言う。実例は多く入れたい。あま りカタログのように硬くならないほうが親近感が沸く。泥臭いくらいのほうが身近に 感じるものである。作業工程を入れると一層オリジナル的になる。
木のぬくもりチェアー
じゅうたん
  いろいろな実例を月に2回くらい入れかえる。ここがミソである。一度作ったらそ れっきりでは、カタログと一緒になってしまう。見るたびにいろいろ変化に富んでい ると、そのうちにほしくなってくるものである。HPを作成したが全くアクセスがな い、といったことをよく耳にする。HPを作成し、検索サイトに登録しても、何十万 件とあるなかの自社のHPにたどりつくには容易ではない。人がだれも通ってくれな い砂漠のなかの一軒家と同じことになってしまう。仮想総合ビル及び仮想百貨店には いれば、ビルの管理者(HP管理者)がいろいろな形でPRをしていく。

  例えばメールマガジンである。勝手にほしくない情報を送ると、インターネット上 のルール違反になることもあって、かえって嫌われるので注意したいものである。こ こで注意してほしいのは、ホームページを作成するだけの業者は、初心者では無理で ある。自社のHPの更新やインターネット通販としての売れるアドバイスなど一緒に なって歩んでいける業者選びをしてほしい。順次、段階を経てほしい企業や一般ユー ザーに対して、情報を流して行きやがて固定客へと発展をしていく。HPから顧客を 確保していくことは、相当な努力が必要になる。きめこまかな電子メールの対応や同 業者及び他業者のHPの研究の積みかさねでインターネットからの業績もアップする ものである。

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