家づくりの「わがやネット」の展開
2000年5月26日
中部経済新聞掲載



家づくりの「わがやネット」の展開

 「大手に負けない営業戦略」と題して、わがやネット主催の講演会が、去る5月8日に行われた。建築業界関係者45社、60名の出席で吹上ホールにて開催された。建築業界における様々な問題を踏まえた上で、これからの業界の流れがIT技術の進歩により、大きく変わることを「わがやネット」代表の村田道子氏は、語った。3月15日の開設より「わがやネット」のホームペ―ジ(HP)へのアクセス数は、日増しに増え、建築における情報の提供がいかに大切であるかを実感していると村田道子氏。 「大手に負けない営業戦略」と題した、わがやネット主催の講演会
                          
熱心に聞きいる建築業界関係者のみなさん
 開設にあたり、住宅関連のHP上で、消費者の住宅トラブルに関する悲鳴に近い声の多さに驚いた。HPを開設するきっかけとなった背景には、消費者が家づくりを失敗しないためにも、真実の情報を流す必要があり、いい設計士、いい業者との出会いの場を設ける必要がある。その為には、技術を売りにしてきた工務店や職人、親身になって考えてくれる設計士など優良な企業を消費者へ紹介していきたい、それが今消費者が一番ほしい情報であると考えるからです。と熱く語った。
 2000年に入ってIT技術の普及は目を見張るものがあり、今までの常識を破る手段 としてインターネットの活用法をどの業界も研究開発を行っている。遅れていると言われる建築業界もこの数ヶ月で大きく動き出している。個人の設計事務所から大手企業まで、ネットワークの構築が必要であると言い出し始めている。しかし、「本当に重要なことは、コンセプトであり、それに基づいた内容であると考えます。」インターネットを利用すれば、大手も個人経営の企業も同じ土俵で営業のPRを行うことができる。企業としてのアピールは、信念やこだわりを持ってきたところほど、ネット上にてPRができ、これからは生き残れると考えられる。こだわりや技術力があっても営業が苦手だったと言う企業ほど、インターネットの利用は効果的だ。 建築における情報の提供がいかに大切であるかを実感すると語る村田道子氏
微力な力でも業界を変える事ができると「わがやネット」の信念を語る   IT技術は、建築業界が一番効力を発揮する。ネットの利用では、営業PRの他に、住宅設備や金物、木材、輸入商品、資材など購入ルートを開拓し、情報を素早く入手することができる。カタログからの商品選定がなくなっていく。「わがやネット」では、建築・土木に特化したe−コマースの展開を実施している。建築業界における問題は、不況、後継者不足、文化の継承など解決しなくてはならない厚い壁がいくつもある。それを紐解けるのは、ITの進歩があるからこそ、微力な力でも業界を変えることができる。「わがやネット」の信念は、業界の悪循環を好循環に変えたい、とひたすら願っている。

 インターネットの利用は、顔が見えないとよく言われるが、ネットはあくまで出会いのきっかけで、信頼と人間関係が最重要であると。「人の和とネットの可能性を広げていきたい。」と結んだ。 また、「わがやネット」では、福祉部門として福祉・医療・建築との連携をネットワーク化し、業界のバリアを取り除きながら、障害を持った方や高齢者の方々のための住環境整備の勉強会を行っていく予定。6月1日より「わがやネット」は、名古屋市のベンチャ―企業向け施設、ナビ金山に事務所を移転。本格的に活動を展開する。難しいといわれている建築業界もインターネットという違った切り口から経営方向も様変わりするのではないだろうか。


●お問合せ・・
  MIDORI工房
 愛知県名古屋市昭和区福原町
 TEL:052-783-5140 
 URL:http://www.wagaya.net
 E-mail:michikom@mtd.biglobe.ne.jp

わがやネットのHP画面
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『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』
広野 嘉代子