2000年7月28日 中部経済新聞掲載 |
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飛騨朝日村は飛騨の東南にあり、御嶽山と乗鞍岳のふもとにある村である。高山市から国道361号線をどんどん走っていくとやがて、すずらんの形をした街路灯が目に入る。車を止めてまだ少し残っていたすずらんのかわいい花にしばし見入ってしまう。のどかな山村の風景を楽しみながらゆったりと車を走らせる。夏のシーズンも行楽にはもってこいの環境がここにある。こんな場所で時間を気にせず過ごしたいものとつくづく思う。 |
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この飛騨朝日村はキャンプ場が5ヶ所・寺院が7ヶ所・神社7ヶ所と揃っている。何と言っても有名なのが鈴蘭高原スキー場である。西日本で最も長い最長3000m 全11コースの滑走路をもつこのスキー場は、平成8年「雪原に舞え 熱き夢」のスローガンのもと、第51回国民体育大会冬季スキー競技会「ぎふスズラン国体」が開かれた。全国2000人を超えるスポーツの精鋭と3000人を超える観客を迎えた。村民が一丸となってやったことも貴重な体験となり、みんなの誇りともなっている。平成15年にはインター杯全国高校総体のジャンプとクロスカントリーが予定されており、全国から集ってくる。 | |
| 冬と言えばひときわ厳しい朝日村の冬。寒さで一面が真っ白に雪化粧のとき、閉ざされている山村にうまれたのが、「氷点下の森」である。ブルーや黄色のライトアップで氷の森が浮かびあがる。いまでは観光名所になっている。誠実そうなお人柄の朝日村長 木本新一氏に村のようすをいろいろお伺いした。「あさひ」という名称の市町村は、全国には9ヶ所あると言う。そう言えば愛知県にも旭町がある。言葉の響きも良い。そんな朝日村のキャラクターマークが「日いずる国のまん真ん中にある、朝日ののぼる村」を象徴した山に太陽が登った明るい独特のイメージのマークだ。朝日村のイメージにぴったりで印象ぶかい。 |
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村では山村としての自然景観を生かした村づくりをするために、「美しい村づくり推進協議会」を村民参加のもとにつくって、大切な自然を守ってきた。小学校も村にふさわしい木造でつくった。この度、村特産、交流の拠点、そして観光情報発信基地とも言うべき、道の駅「ひだ・朝日村」が7月26日にオーブンする。スズラン大根、トマト、ほうれんそう、よもぎうどん、美女もち、トマトジャムなどの高原野菜なども販売される。懐かしく思い出すのが、このよもぎうどんである。まだ、よもぎうどんが開発されて間もない頃、6〜7年前、であったかと思うが、朝日村の名産に育てたいと相談があった。商工会の店舗診断で伺ったときのことである。 | |
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今では立派に世に出ていてうれしい。そして、7月27日〜8月3日まで花篭部屋の力士が巡業合宿で朝日村に入る。
いよいよ夏本番で朝日村も賑やかになる。7月30日には村民が一体となって「ドスコイ祭り」が行われる。地元出身力士、前頭一枚目・飛騨乃花関(二子山部屋)も相撲界で活躍している。いよいよ合宿の日も近く、村は一気に活気づく。朝日村には自然そのままを残し、それを生かしていこうとする木本村長をはじめとした村民の心意気が伝わってくる。乗鞍と御岳という大自然に囲まれた朝日村はズーっとこのまま自然を崩さずに守っていただきたいものである。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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