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2000年10月13日 |
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愛知県西尾市はお茶の産地としても知られているところであるが、紅茶・ハーブティの販売やいろいろな分野の作家さんを毎月招き、ミニギャラリーを行っている話題の店がある。お店の名前は 「ますや 彦坂」 ・ 彦坂 わか子さん(電話 0563-57-2067)が経営している。場所は商店街の真ん中にあって市営駐車場が目の前にある。もともと米穀店であったがご主人もサラリーマンで、義父がなくなったとき米屋もできなくなった。丁度、食管法が改正されて、どこでも登録すればお米が販売できるようになった頃のことで、米屋としての魅力も失くなっていたという。 |
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しかし、商店街が衰退してしまっては西尾市のイメージダウンになると彦坂さんは真剣に考えるようになっていた。声をはりあげて街づくりをさけんでも、実際に自分の店を閉めてしまっていては説得力もない。そこで4年前にはじめたのが、紅茶・ハーブティとギャラリーだった。米屋の商いを諦めた頃は、悲観的な話ばかりだった。新しい店を考え始めた頃には夢が広がった。今あるお米屋の店を、余分な手を入れずにどう生かすかを真剣に考えた。きれいに掃除することと知恵だけで今の店を創った。そして、店を立ち上げた。そのときにも全く宣伝をせずに開店した。街のなかにある日突然、紅茶・ハーブティ・ミニギャラリーの店を開店させたのだった。 | |
| そんな店だったが、次第に口コミで広がって行った。すでに4年が過ぎた。9月14日〜25日までは陶芸家3名、染物藍染作家1名、漆工芸家1名、ステンドグラス作家1名の多彩な作家さん6名による作品展を開いた。いまはほっと一息のところであるが、次のイベ ントがすぐ始る。この4年間の間にいろいろなイベントを企画してきた。作家さんが作家さんを紹介する形で増えてきた。子供達が夏休みになる7月〜8月はイベントを お休みしているが、他の月は毎月欠かさずやってきた。しかし、客単価はこのところ低くなったと言う。厳しい経済状況は主婦の財布の紐をきつくしている。開店当初は月2回イベントを開催してきたが、いまは月1回である。 |
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お茶をのみにブラッと集る人も増えてきた。紅茶・ハーブティ100円 ・ お抹茶(まんじゅう付き)200円、とお手ごろ価格で提供している。今月は10月27日に 「詩の朗読会」 を開く。限定20名、会費2000円。詩の朗読とトークで、和ろうそくを立てて座話会形式で行う。 手を加えずそのまま生かした建物は、いなか風造りで、和ろうそくがそのまま似合う落ち着いた雰囲気がある。11月1日〜11日までは陶芸作家の動物展。11月22 日〜12月4日はステンドグラス展。12月6日〜18日までは漆の作品展と続いている。お客様は地元だけでなく、碧南や岡崎・幡豆町・吉良町・一色町・蒲郡からも来店される。西尾を知っていただくと共に、市外からの交流人口を増やしたいとの思いも除々に実現してきた。 | |
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そして、もう一つが、店と同時に発足した西尾市内の各商店街の女性が集る 「西尾おかみさん会バーバラ」 だ。会員数15名。西尾のまちの歴史や、店舗のレイアウト・カラーコーディネート等を勉強する。フリーマーケットも開いた。福祉面でも「障害者の人の話を聞く会」を設け、どう店を改善するかを皆で考える機会となった。商店街活動は旧態依然とした形ばかりの行事だけで、活発にやらなくなった商店街が多い。そんな中で新しく生まれたおかみさん会は、今までの商店街活動とは違った新しい試みで活動を始めた。「ますや彦坂」のギャラリーも商店街に人を呼ぶ。こんな店が商店街を再び蘇えらせてくれるのではないでしょうか。おかみさんパワーがすこしづつ街を変身させてくれることでしょう。男性諸君もおおいに応援をして頂きたいものである。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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