|
2000年12月22日 |
|
![]() バックナンバ ー はこちら↑ |
|
伊豆伊東温泉と言えば大変馴染みの深い温泉地である。講演の仕事で久しぶりに訪れたが、昔の温泉地というイメージから都会的な街へと変身しているすがたを見た。新幹線熱海駅を降り、次に乗った電車もお客さんが海の景色を眺められる様に外を向いて座るようになっていた。その日は晴天で海がキラキラ輝いていて観光客気分で当地についた。経営塾のなかのひとつで、インターネットに関する講演だった。今の伊東温泉を知りたいと取材した。暖香園は伊東市内の中心部にあるホテルで明治22年に先代が別荘地としてつくったのが始りである。お湯がでるからもったいないと旅館にしたもので111年の老舗だ。 |
![]() |
|
|
社長 北岡貴人氏は5代目にあたる。現在の暖香園を建設したのは昭和43年ですでに30年以上。暖香園の名前も中国の楊貴妃が好きだった漢詩の一節から命名されたものと言う。暖香園 別館・きた岡は数奇屋造りの離れで、作家や脚本家、そしてNHKのスタッフなどが貸しきって相談したりする場所として活用される静かで落ち着いた宿である。今月にも囲碁の対極があって女流棋士の 大矢久美子3段が訪れた。お正月の新聞に取り上げられるようである。今までにもNHK教育テレビの番組の取材場所として使われ、放映されてきた。そう言う場にふさわしい風格がここにはただよっている。 |
|
| このホテルに隣接する昭和46年3月にオープンした暖香園ボールは、私が訪れたその日もお客様の熱気に包まれていて大盛況だった。36レーンある。お客様がゆかたのままボーリングができるようにとかすりのもんぺをサイズもいろいろまぜ60〜70枚準備されている。以前にスチュワーデス40人がこのかすりのもんぺをはいてボーリング大会を行ったことがあり、ゆかたにもんぺがとてもユニークだったため大評判を呼び、他のお客様もボーリングをしないで眺めていたと言う。一般のお客様も多く若い人からシニアの方までメンバー制になっている。幼い子にもボーリングが楽しめるようレーンに柵をしてガーターにならないようにしてある。そう言う配慮から子供会のボーリング大会も行われる。 |
![]() |
|
|
仕事や趣味、旅行の仲間などホテルとボーリング場をうまくセットにして楽しめるようになっていることが魅力のひとつだ。旅行者の人達は昼間ボーリングする場合が多い。ホテル暖香園は地元に密着した部分が大きく小学校、中学校関係者などの新年会や忘年会、謝恩会、お別れ会、歓送迎会、と季節の行事や節目に宴会場としても活用されている。また、暖香園ボウルは広いパーティ会場を2つもっていて各会場にピアノがある。24年前に北岡社長が発起人となって伊東市の少年少女合唱団を設立させた。ほかにもコーラスグループはいくつもあり発表会や練習の場所にもなっている。また、ダンス教室のパーティにも活用して頂いている。いわゆる都会風のホテルと落ち着いた数奇屋造りの離れ、そして大衆向 きのボーリング場と多機能をもつ大施設である。 |
|
|
|
![]() |
|
| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
|