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2001年1月26日 |
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| インターネットが急速に進展していくなかで、中小企業経営者のインターネットへの関心は一層深まり、商工会議所・商工会での講演が多くなっている。先週は、長野県木祖村において「ITって インターネットってなに」というタイトルで講演を行った。トンネルをいくつも越えるとそこは雪国だった。なんて小説にでてくる一説のように、木曽川に沿って列車は走っていき、ひと山越えるごとに雪は深くなっていった。駅におりたったときにはまわりは吹雪の中だった。会場はぎっしり商工業者のみなさんでうめつくされていた。講演はプロジェクターを使って、画面をビジュアルに表現し理解をして頂き易く初歩からお話をしている。 | ![]() |
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インターネットによ り商売の有り方がどのように変化をしていくかを実例をもとに話を展開していく。どの地域においても先陣をきってインターネットを事業に生かしている経営者の方がいるが、そう言う方は本当にひとにぎりに過ぎないのが現状である。その地方ならではのすばらしい商品が全国にまで知って頂く事ができるのもインターネットである。まだまだ始めて1年少しであるが、インターネット通販事業で急速に話題になっているお店がある。当社が行うインターネット通販モール 「なんでモアールhttp://www.nande.com」の和洋菓子の店「藤乃屋」(代表取締役後藤英夫・電話0574-45-1892 http://www.nande.com/fujinoya/ ) で、一昨年11月からネット通販に取り組んでいる。 |
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| このコーナーでも紹介いたしましたが、その後インターネット上で益々評判となり、いろいろな雑誌にも紹介されるようになった。その秘訣を探ってみる。ひとつはホームページが常に更新されていることも大きな成功要因であるが、例えば昨年12月1日発売の和菓子「野分の名残」の誕生エピソード等が、「野分の名残物語」「野分の名残ができるまで」「野分の名残お客様の声」として書かれていることである。 材料は干し柿を使った菓子であるが、その菓子がどうして生れたのか、干し柿を農協に買いに行った時、最初の年は相手にしてもらえなかったことなど、苦労して出来あがったお菓子なんだなと、後藤社長の菓子に打ち込む心意気がしっかり伝わってくる。ホームページは常に見て楽しいものにしなければお客様は見て貰えないし買ってくれない。 |
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一度ホームページを作ってしまったらもうそれっきり、の場合も少なくありません。最初見て次にみたとき「おや、前より変わったな!楽しいな」と思わせなくては見る気がしない。それは何もかっこいいことばかりを書かなくても良い。皆さんが日常仕事をしていく上で起こる些細なエピソードが共感をうるものである。いわゆるホームページは現場が目にみえるように表現できると楽しい。作り手の顔が見えることといえるでしょう。藤乃屋のヒットの要因にはメールマガジンの存在も大きい。昨年4月から発行の「菓子職人のとことんお菓子談義」はまぐまぐを通じて発行している。読者は現在約2000人いるが、後藤社長のお人柄と文章力によるところが大きい。 |
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文章が下手だからかけないと言わないで下さい。要するに気持ちが伝われば良いのですから。あまりかっこ良い文章は読んでいて抵抗があるものです。このメールマガジンは標高500mの久田見高原にある店の話から始まり、後藤社長が通っている英会話教室でのエピソード、趣味の話、師匠のはなしなど、社長の生きざまそのままが伝わってくる。次にどうなったんだろうと読んでみたくなる。もちろん菓子の話も出てくる。いわゆる人が一生の仕事として懸命に取り組んでいる姿が共感をうるものなのである。インターネットでの販路拡大はこれから本番を迎え、インターネットなしでは商売は語れなくなる日はそんなに遠くはない。これからも事業を継続して行こうとするならば、早い決断がしたいものである。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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