商店街の勝ち残りはITから

2001年2月2日
中部経済新聞掲載



商店街の勝ち残りは
ITから

【なんでモアール】 〜全国の名産品・特産品を集めたショッピングモール〜

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 商店街の衰退がすすみ、その再生をかけて全国各地で街づくりの調査事業が繰り広げられてきた。商店街活性化事業は平成3年頃から国の補助のもとに動き出した。大規模小売店舗立地法(大店立地法)の施行。中心市街地活性化法と改正都市計画法の整備。街づくり三法と国は手を尽くしてきたように思う。しかし、商店街は外観だけ良くても個々の商店に魅力がないと商品はうれない。街づくり事業が動きはじめて10年。どの街も1年〜2年かけて調査研究をし立派な報告書が出来あがった。 しかし、実際にその報告書にしたがって実行に移している商店街はどのくらいあった のだろうか。恐らく活性化に踏み切ったところは少数派であったに違いない。私が商店街活性化事業のお手伝いをした全国30ケ所ほどの商店街で実行に移したところは5ケ所ほどだった。 原駅前商店街HP・指揮者のはらぼう
原駅前商店街HP

 そうした経緯のなか商店街は打つ手はないのだろうか?いやそうではない。大きな助っ人になるのはこれからはITである、とはっきり断言できる。昨年から商店街のホームページ作成にいち早く取り組み、まもなくスタート予定の名古屋市原駅前商店街の「原駅タウン」(理事長・村瀬晴彦氏)のホームページ ( http://www.haraeki-town.com )をのぞいてみることにする。こだわりの街!こだわりの店!をキャッチフレーズに「原駅タウン」のトップページは、劇場の舞台の緞帳がクラッシック音楽とともに静かに上がっていく場面から始まる。原駅タウンの名称が除々にクロースアップしてくる。赤い緞帳があざやかだ。デザイン・色彩は文化のかおるおしゃれなイメージにまとめあげた。トップページはもっとも印象ぶかいこともあってデザインには気を使うところだ。そもそもこの商店街は昭和53年に地下鉄鶴舞線の延伸によって生れた街で、ベットタウンとしてふくらみ、ショップも増えてひとつの街になった。

 平成9年に「天白文化小劇場」が出現し、新たに音楽と遊ぶ街として歩きだした。商店街活動も積極的だ。ホームペー ジの内容は、
 1、原駅タウン設立から現在まで 
 2、イベント案内
 3、地域情報
 4、公共施設
 5、周辺歴史散策スポット
 6、わが街の文化人
 7、こだわりの店紹介
 8、逸品カタログ
 9、わが街のプロフェッショナル
 10、掲示板 とに分かれ、それぞれがくわしく説明されている。
原駅前商店街の様子
原駅前商店街の様子

 いわゆる商店街のホームページはお客様がホームページを開いてただ買い物をするだけの目的だけでなく見て楽しめることと、参加できる楽しみもあることである。このホームページをみれば街全体が見えてくる。大人から子供そして老人も楽しめるようにできている。お休みには街の歴史探訪でもしようかといった家族もあらわれることでしょう。ホームページはできあがってからが問題である。常に新しい情報を提供しつづける必要がある。どこも最初だけは力をいれてがんばって良いページを作ろうと熱心に協議し作り上げるが後が続かない。ズーとつくった時のままの状態の商店街のホームページも見かける。常に見て活気のあるように更新を怠ってはいけない。

 それにはホームページがスタートしてからの担当者がパソコン・インターネットの知識が必要になる。最初は専門業者に依頼し更新をしていけばよいが、基本は商店街の中でできるようにしていかないと、成果は望めない。スタートして半年もすぎるとお客様の反響がでてくるようになる。その時点から本格的にネット上ならではのイベント企画をうったり、個々のお店も売れ筋商品を品揃えしてネット販売に力をそそげるようにしていきたいものである。ネット上のポイント性も導入して、買い物促進も可能である。商店街のIT化は早く取り組みインターネットの威力をいち早く見出して、お客様のこころをしっかりとつかんだ方が勝ちである。やがて全国各地の商店街がホームページを立ち上げることは間違いない。あなたのまちも準備はできているのでしょうか。

あなたの街は、準備OK?
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『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』
広野 嘉代子