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2001年4月20日 |
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愛知県常滑市といえば何と言っても2005年3月目標に開港となる中部国際空港があげられる。常滑市の沖合い約4Kmの伊勢湾海上に470ヘクタールの面積で進められている。したがって知多半島全域には大きな経済波及効果が見込まれることだろう。地場産業としては窯業であり、まち全体は工業色の強い町である。このまちで郷土銘菓をつくる森田屋 百合草義夫氏(愛知県常滑市鯉江本町2丁目11番地TEL0569−35−4391 http://www.nande.com/moritaya)は昭和32年に常滑市に店をもった。生れ育ったのは知多半島先端の美浜町である。菓子作りは地元美浜町の叔父さんのところで修行をした。叔父さんと同じ土地ではいけないと思い、昭和32年当時は借り店舗だったが常滑市に店をもった。 |
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昭和40年には現在地に170坪を購入した。ほしいと思っていたときに駐車場6台分の土地も買うことができた。最初の頃は地元の慶弔のお茶菓子が中心であったが、観光客用に常滑の焼き物の菓子を作るようになった。その名も「せらっ娘」。セラミックスのせらをとって命名した。もうひとつは「朱泥おこし」。これらの商品を「名鉄パレ常滑店」内の名店街のコーナーで販売している。大きな危機はなかったもののその時に応じていろいろな経営改革を怠らなかった。以前はパン類販売の特約店をしていた。パンが中心で和菓子のウエイトは少なかった。やがてスーパーが出店するようになってパン類は急速に売れなくなった。 |
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| 先行きに不安をもち昭和62年に和菓子専門店へと切り替え店舗改装を行った。改装当時は自家製品を中心にして種類をふやしてきた。カステラ専門の釜(電熱器)を購入し品質の良い商品をつくらなければと夜も寝る暇を惜しんでつくった。この釜の設備資金も結構高かったがとにかくおいしい商品をつくらなければという思いから必死だった。菓子製造は次々と性能の優れた新しい機械が開発される。良い商品を作ろうと思うとある程度の機械は揃えて対応していかないとむつかしい。特に「あんづくり」には力をいれている。技術的にも研究を続け一味違うおいしいあんをつくりあげた。そうした努力が実りお客さまにも人気がよい。外側から見ればそんなに苦難は無かったようにも見うけられるが、長い間には3日3晩一睡もしないで菓子作りに明け暮れた日々もあったという。 | ![]() |
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今は機械でできるようになったが当時はすべて手作りだった。百合草氏が常滑市に出店した当時まだ25歳の若さだった。地元の人々がとっても暖かい目で見て引きたててくれたと言う。そうした地元のお客様に少しでも報いる為にも、お値打ちにやろうと考えてきた。お客様の嗜好もどんどん進化していき、それに合わせて商品開発を怠ってはお客さまのニーズにこたえられない。そういう思いから作ったのが「花カステラ」である。和洋折衷のおしゃれな菓子で、中は白あん、外はシナモン入りのソフトカステラだ。この菓子は後継者の利久さんと講習などに行きそれをヒントにつくりあげた。 |
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| こうした努力でお客様のニーズにこたえた菓子づくりが評判となり地域一番店として愛されるお店となっているのである。わたしがお会いして感じたのは、家族がとても仲が良いことである。家族が一体となってお店を盛り上げていてとても気持ちかいい。インターネット通販へのホームページづくりについても、いち早く取り入れ、このたびスタートすることになった。世の中の動きにいち早く対応しつづけることが繁盛の秘訣かもしれない。インター ネット通販はホームページを作ってからが勝負である。既存の店舗と同じように、売れる為の努力を惜しまないことが成功の秘訣である。おおいに期待したい。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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