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2001年4月27日 |
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「モモガッパ」と不思議な名前のこの店は、名古屋市中区錦3丁目の飲食店街にある。正式には「炭火BISTROT モモガッパ」 (052−957−2257 準備中http://www.nande.com/momogappa)と言い、楠本みどりさんと長女の香代さん次女の 愛さんの美人母娘が経営するお店である。経営者の楠本みどりさんは23年間名鉄百貨店の健康食品売り場の店長などを勤め、4年前に健康食品会社をつくり独立。良いものだけにこだわって行きたいと思いナチュラルフーズや調味料等の健康食品を扱う卸業を開業した。長女の香代さんは母親のみどりさんが百貨店などで行うイベントに積極的に手伝いをしてきた。 |
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香代さんは子供の頃から料理を作るのが好きであり、手先も器用だった。服飾専門学校を卒業し、専門学校の教員免許を持つ。次女の愛さんは東京でバスガイドやブライダル関係の司会やプロデュースをしていた。東京でひと りで生活していた愛さんは、仕事で疲れて帰ってきたとき、女性一人でも気軽にビールを飲んだり食事をする場所がほしいとかねがね思っていた。そんな気持ちが一致したのは昨年の5月頃のあるお店に3人で食事に行ったときのことだった。「こんなお店だったら、私達だったらこうするね」と店づくりについて3人の意見が一致した。外食をする人が外でたべても健康でいられるようにとバランスの取れる食事をだそうと話が弾んだ。 |
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| 母親のみどりさんが経営する健康食品の店ではお醤油や塩・水などの食材をあつかっている。塩はミネラルが豊富で高血圧にも良い「藻塩」がある。若い人は塩を知らない。塩にはちゃんと旨味を出す味がある。醤油は無添加で熟成の長いものなど体によい調味料は事欠かない。きっかけはそこからだったが、ずいぶん前から3人で何かやろうと話していた。場所の選定は商売をしたことがないから、新栄から栄が良いと思いさがした。酒は焼酎にこだわり70種類くらいをそろえた。焼酎にこだわった理由は、愛さんがまだ東京に居る頃かつての上司に進められて「焼酎」を飲んだ。焼酎は男の飲み物と思っていたが、そのとき「クリスタル」なグラスに焼酎がでてきて、飲んで見てとても美味しくてカルチャーショックをうけた。そんなことから焼酎フアンになった。 | ![]() |
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本とかインターネットで探したり酒屋をいろいろ回って試飲した。鹿児島県西酒造の「天使の誘惑」もさがしあてた逸品の焼酎だ。まだ、30代そこそこの若い蔵元さんが本気で命をかけて造っている。そんな心意気にこころを打たれ扱うようになった。モモガッパのお客様の7割は焼酎を飲む。食材は元職場であ る百貨店の人脈から全国のいろんな珍しい食材が手に入る。炭火焼には三河の地鶏を使う。煮物系も大皿に5種類作る。新鮮で素材の良いものを厳選してつかっている。 そこで「炭焼きと家庭料理の店」と銘打った。お客さんの舌でわかる愛さんが味見をしたり、こんなものが食べたいというものを香代さんが作る。その日は土曜日であったが、取材中にもお客様がひっきりなしにやってくる。お一人の人もいる。若い女性客二人で美味しそうに食べながら話している。 |
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| やがて満席に近くなってきた。客層は20代の女性から80代のおじいちゃんまでと言う。私も料理の数々をご馳走になったが、素材も良いし味付けがシンプルで美味しい。「酒はすべてを語る人生のひとしずくなり」と書かれたことばとジャズを聞きながらひとり静かに飲んでいると絵になりそう。入り口には芸術大学の女性の書いたイラストとフランス語の詩がある。「医者は酒・たばこをやめろというけれども、自分の人生だから好きなように生きたい。その方がいいじゃないか」と。オープンしてまだ半年。宣伝はあまりしていないがお客様は口コミで広がり、繁盛店となった。3人の夢は早くも次ぎの店の出店を計画中である。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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