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2001年5月11日 |
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先回、このコーナーで「三重県紀伊長島町を変えた人達」のタイトルで異業種で創った会「ギョルメクラブ」を取り上げました。ところが紀伊長島町を知るに従いこのまちの魅力はこの「ギョルメクラブ」の活動にとどまらず、まち全体がフル回転し、活気に満ちていることに気づきはじめた。最初にこの地を訪れたのは3年ほど前の講演だった。まちを案内していただき、ギョルメクラブでつくる「まんぼう市場」の新鮮な商品と意欲的な活動に目を見張った。そして二度目に訪れた「ITって!イ ンターネットってなに」の講演である。講演終了後深夜におよび商工会の経営指導員・西村幸彦氏(電話05974・7・0576)と話は弾んだ。 |
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まちにこれほどまでに熱意をもって語れる経営指導員が、他にもいるのだろうかと感心した。いろいろ話をするうちにまちの活動の全様がようやく見えはじめてきた。「事業の一つとして今月は4月14日(土)に紀伊長島港の魚市場で「港市」があるから前日から泊りがけて゛来て下さい。」と西村氏に声をかけられ訪れることにした。まちづくりの仕事に長年携わっている私は、港市場の現場をみておきたかった。その前夜は西村氏の案内でギョルメクラブのメンバーでもある割烹の宿「美鈴」で泊まった。西村氏から、マス コミからも取材が多く人気の高い美鈴が誕生したきっかけや、宿のイメージづくりの話を聞くことができた。 |
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| そして言うまでもなく美鈴の名物料理を充分堪能させて頂いた。一ヶ月宿を休んでつくる、磨きぬいた絶妙の味の“からすみ”やイワシやイカ、タチウオなどの地魚をブツ切りにしてブッ込んだ磯汁に舌鼓を打った。この磯汁は 真っ赤に焼いた浜石を腕汁に入れ、グツグツと一気に煮え立たせるもので、そのパフォーマンスにも驚いた。この「美鈴」(代表者 中野博樹氏05974−9−30 31)の料理人としての腕を確信し割烹の宿として世に出したのも西村氏の力が大きい。そして、港市の朝がやってきた。長島港の魚市場内にある「港市」は毎月第2土曜日が“港市の日”で午前9時から始まる。1000台ある広い駐車場には続々と人が集まってきていた。 | ![]() |
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出店のお店は40数店舗。今日、海て゛獲れたばかりのピチピチの魚貝類からわかめ、ひじき、煮だこ、刺し身、果物、和洋菓子、衣料品、雑貨まで何でもそろう。見ているだけでも楽しい。一回りするのにかなり時間をとっていた。そのうちにひとだかりが出来ていることに気付いた。急いで行ってみると鮮魚の大安売りだった。それも数分のあいだに売りきれてしまった。しばらくしてお客様もピークに達してきた。ストリートライブが始まった。高校生のグループが何組か集まり、「よさこい」踊りを威勢良くやっている。いっきに市場の雰囲気は頂点に達していた。甘酒のサービスやお楽しみ抽選会と次々と市場は盛り上がってきた。 |
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| 楽しさ満点の港市だった。この日も商工会の職員全員が市場の準備やら本部として活躍していた。昨年1月に第1回目が始まってから毎月欠かさず実施してきた港市は回を重ねるごとに盛り上がっていると言う。成功に導いた商工会の西村氏をはじめ職員の力は大きい。商工会の経営指導員をはじめ職員の人事権を各県の県商工会連合会へという問題が取りだたされている今日、全国各地の商工会が地域のためにこれほど頑張っているのだろうかと疑問に思う。紀伊長島町では名物行事が数多くある。この紙面を使って次回から随時、紀伊長島町商工会発 「とうろう祭り」、「ギョルメクラブ」、「まんぼうカード」、「港市」、「名物づくり」 をシリーズで取り上げて行きたい。なぜこのまちが注目されるようになったかの秘密が見えてくるはずである。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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