店内ミニイベント

2001年6月8

中部経済新聞掲載




名古屋栄の
路地裏からの流行発信

 いつも新しいビジネスを追求している愛知県半田市南二つ坂町の(有)一誠堂 杉浦 一幸氏(0569-22-8828 http://www.nande.com/isseido)は、このたび名古屋栄の真ん中にお店を持った。
 隠れ家的に残っていた旅館(旧さくら旅館)を、流行発信基地に蘇らせた。杉浦氏はこの紙面でもご紹介しているが、表具屋から始まり、リフォーム ・古家再生・新築工事・造園・ガーデニング工事とこの10数年の間に事業規模を拡大し、5年前には雑貨オーダー家具の店舗DO LIVING 一誠堂(店舗面積660u)を半田図書館前に出店。この店では手作りのガーデンチェア・ベンチ・テーブ ルがところ狭しと並び、店内は直輸入の李朝家具やムク板テーブル・輸入雑貨類と、女性ならわくわくするほど魅力的な商品が並ぶ店で、いつも話題の店舗である。

店長
栄店のイメージ

 東海ラ ジオの「杉浦一幸のオシャレインテリアトーク」にも毎週出演。なにかと話題のつきない経営者である。今回の名古屋栄への出店も突然杉浦氏から「広野さん、名古屋栄に店を出すことになりました!」と電話が入った。筆者が毎月主宰している「負け組みにならないセミナー」にもリーダーとして活躍して頂いている人であり、注目の人だ。そんな杉浦氏の新しい店は突然始まった。
 都会の中心に時代の流れが止まったような、 「旧さくら旅館」に今年の5月にクリエーター達が集まった。そしてそこがファッション・雑貨・花屋・カバン屋・喫茶等40軒もの店舗が入居する、時代の流行発信基地によみがえった。杉浦氏の大好きな「古きを尊び 新しきを断まず」の街が出来あがった。

  このきっかけは、さくら旅館の三浦社長から杉浦社長に「一度会いましょう!」 というお誘いから始まった。三浦社長・娘さん夫婦も半田のDO LIVING 一誠堂のお客様である。名古屋での出店については、以前よりお客様から「名古屋にお店を出さないのですか?」とよく言われてきた。そんなこともあって、チャンスがあればと考えていた矢先のことだった。三浦社長から本気でお誘いをうけたことで勇気が沸き、このチャンスを生かしたいと即決したと言う。
 名古屋栄店は「アジアンモダンと和のスタイルを演出するインテ リアショップ」をテーマに創った。時代が美しく佇む歴史の旧旅館にアジアと日本で生れたモダンで温かみのあるデザインのインテリアと、原木の素材感を残したムク板の家具が集まったお店だ。都会の真っ只中でその空間だけがゆったりと時間が流れて行く。この異空間にこころも癒される人も多いだろう。そんなお店が出来あがった。しかし、この場所は40坪の大広間に畳敷きの古びた部屋だった。天井は低く、とてもインテリアショップができるイメージではなかった。ところがそこは本業の建築内装の腕がある。若いスタッフ全員で手作りリフォームが始まった。その大広間を2日間でリフォームを完成させオープンにこぎつけた。
リフォーム前
リフォーム前
リフォーム後
リフォーム後
店内商品

 ローコスト・ハイクオリティを目指して、お金をかけずにオシャレに家具等を展示した。ところがこの店は期間限定で、2002年3月31日の1年弱のお店なのである。しかし店が出来あがったことにより思わぬ相乗効果も発揮している。本店と栄店と2軒となり、本店は知多半島のインテリアの情報発信基地となり、名古屋栄店は名古屋地区のアンテナショップとして役割を果たしてくれている。当店も今年8月で5周年を迎える。記念すべき5周年に新たな店がオープンし、お客様の期待に応えることが出来たことはとても嬉しいことである。

 お店を始めたときに決めたテーマは、「」はいつでも感じ良く、「」はなんでも感覚良く、「」はどこよりもお値打ちにをモットーに歩んできたが、今でもこの気持ちはズーとこころのなかで生きつづけている。人みなそれぞれにチャンスはやってくる。それをチャンスと捉えるか否かはその人の判断である。思いきってそのチャンスに乗って見る勇気も必要ではないでしょうか。

店舗
トピック履歴一覧へ 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載)
『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』
広野 嘉代子