北海道の観光と物産をインターネットへ!!

2001年8月10

中部経済新聞掲載




北海道の観光と物産を
インターネットへ!!

 8月1日(水)私は名古屋空港から帯広空港についた。丁度1ヶ月ほど前にも北海道へきたばかりである。この日の帯広空港は肌寒い曇り空だった。北海道の観光と物産をインターネットモール「なんでモアール」http://www.nande.comへ掲載するための仕事だ。北海道は講演等で何度も訪れた。雪の多かった今年1月から3月にかけてITの講演で伺っている。北海道でいちばん広い面積をもつ乳牛の町、別海町。農家の1件づつにパソコンが補助されている。大雪で線路も埋まり、まわり一帯も雪にうずもれていた白滝村。そしてワインの池田町。銀河鉄道に乗って雪の中を訪れた置戸町と皆様にはあまり馴染みのない町かもしれませんが、大雪の中を訪れた北海道でし た。

景色
吉田泰久氏

 観光と物産の宝庫である北海道。この全域を視野に入れ動きだしている。すでに 「なんでモアール」で店をオープンしている札幌市の(有)北創フーズシステム代表 取締役 吉田泰久氏(北海道@産直市場http://www.nande.com/hokusouと共に隠れた産物や観光の掘り起こしを始めた。北創フーズシステムは札幌市の中心市街地に事務所をかまえ、勢力的に北海道全域をエリアとして事業を展開している経営者である。農産乾物・水産乾物・日本茶・健康茶を卸し販売している。農家や漁師・水産加工場のもとを訪れ、良い商品を世に出すお手伝いである。美味しい商品をもっていてもなかなか売ることの下手な人が多いので、いろいろな提案をしてパッケージの作成から配送の仕方なども丁寧に教えてあげる。作物をつくることは得意であっても売り方をしらない。そんなパイプ役をしている。

 こんなに肌寒い今年の夏は作物が成長しないかも知れないと語りながら、18度前後の帯広の街に入った。その日は帯広市内にある潟Gーコープ道東の本部へお邪魔し、道東内のお客様向けのホームページ作成の相談だった。道東エーコープ 店舗が一つになって株式会社になった。9月中旬にネットオープンの予定でホームページを作成する。ホームページはその企業に理解できる担当者が一人いるとスムーズに展開できるが、パソコンのパの字もわからないと今後のネット販売に手間がかかる。全体の構成やトップページのイメージ、コンテンツ(内容)をしっかり打ち合わせをして、お客様がホームページのイベント情報をみたり、お買い得商品を見て買い物にきていただくページにしていくのがネット販売の目的である。ホームページは誰に向けて発信していくか、ターゲットを明確にしたつくりかたをした方が売上に結びつく。

北海道@産直市場のナビゲーター
北海道特産品

 無事に仕事を終え、帯広駅前のシティホテルに泊まり、近くの炉端焼で話は弾んだ。翌日は菓子で有名な六花亭が運営する中札内美術村の坂本直行記念館・相原求一朗美術館でじっくり時を過ごした。次ぎに訪れたのは高倉健主演・大竹しのぶ・広末涼子共演で鉄道員(ぽっぽや)の舞台となった北海道ローカル線幌舞線の終着駅「幌舞駅」。夏休みとあって観光客が大勢見学に訪れていた。商工会が主催するイベントがおこなわれていた。「北の国から」のテレビドラマの舞台となった「麓郷の森」も散策。狩勝峠を通りすぎ富良野に向かった。ラベンダーで有名な富良野は色とりどりの花達で圧倒された。夜は肌寒ささえ感じる札幌に入り、市内にある札幌ビール園でたっぷりとおいしい北海道の味を堪能した。次ぎの日は朝からシトシトと雨も振り出したが札幌市内にある水産・農畜産・食品全般・贈答品を取り扱い、直営店舗4店を持つ企業を訪問。こうして北海道全域をホームページで結ぶべき方向でどんどん動きはじめた。

 しかし、まだまだ、パソコン・インターネットを理解できるところまではきていない企業が圧倒的に多い。たとえホームページを作成してもそれをうまく活用して収益に結びつけている中小企業はほんのわずかに過ぎない。各地へ伺い現場の声を聞くにつけ、実際に取り組もうと真剣になってはいても、詳しく指導できる人材がどれだけいるのだろうかと不安になる。ホームページで店を開いた以上、毎日でも店のページに情報を流していくくらいでないと、収益には繋がりにくい。全国各地をネットでつなぐ以上、いかに情報担当のレベルアップをしていくかが課題である。その指導体制を整えながらの毎日である。

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『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』
広野 嘉代子