稲垣喜代子
2001年11月9

中部経済新聞掲載



エステサロンから
トータルウエディングショップまで
2年で急成長の豊川市のシエスタ

 エステ&リラクゼーションの店「シエスタ」は平成11年10月に光学医療機器・精密機械製造のオニックス(本社蒲郡市大塚町)のエステ事業部門として豊川市に誕生した。この2年間で大きな成長を遂げている。開店当時にこのコーナーでも紹介したトータルエステの店である。その後、驚くほどの急展開をしている。豊川市の諏訪地区を活性化する為の再開発ビルであるプリオの1階にトータルウェディングショップ「フェアリー」をこの10月26日にオープンさせたのもオーナーの稲垣忠氏である。オープニングフェア―には新作ドレスファッションショーを開催し華やかにオープンした。この店だけでなくこの2年間で5店舗にまでになった。そんなあゆみを追ってみる。

フェアリー豊川店
シエスタ

 2年前の平成11年10月にシエスタは地元密着型サロンとして豊川市内に洒落た一戸建ての店をオープンさせた。オープンまもないころ社長の稲垣忠氏は女性スタッフから周辺にはレーダー脱毛の機械がまだ導入されていないことや、男性の口回りやすね毛、胸の脱毛に大きなニーズがあるとの情報を得て、開店してまだ3ヶ月だったが、レーダー脱毛機を思いきって導入することを決断した。その機械は1千万円もする高価な機械だった。そのときから月100人くらいのペースでお客様は急速に増えていった。この脱毛は10年保証で、一般価格の3分の1の値段設定でおこなった。エステは普通高い料金でやっている店が多く、安心して安くできるということは異例のことであった。この決断が店に火をつけることになった。

 チラシに記入した料金以外は貰わないことも安心感につながった。「早い、安い、いたくない、安心」の4拍子がそろったことが良かったのではと言う。このレーダー脱毛機は外国製で、日本に入ってきて半年位であり、当社が導入した時期が早かったのが功を奏した結果と言える。お客様は1ヶ月500人〜600人になり、対応しきれなくなって、その年に豊橋向山店をオープンさせた。この店では渥美半島や浜名湖周辺からのお客様が増えていった。80%が脱毛のお客様だった。脱毛は一人のお客様が2ヶ月に1回くらいの割合で10回前後通ってこられるので、その当時のお客様が現在も通っていることになる。

脱毛
ピーリング

 しばらく脱毛のお客様でにぎやかだったお店も脱毛のお客様が少しづつ減り60%くらいになったころ、「脂肪の吸引マシーン」を本店と豊橋店に導入。瞬く間に人気が沸騰。その後、シミやニキビ跡を直す「ピーリング」の機械を本店に導入。今年の9月からはメスを使わないプチ整形を取り入れた。顔の歪みや小顔にしたい、たるみをなおしたい、事故でむち打ち症になった、などの場合も骨の矯正で痛みが取れたり変身ができる。これが今は大人気になった。常にお客様のニーズに応えたいとのきもちが新たな方向を見出してきた。今年の8月には豊田市にウェディングの店「フェアリー豊田店」の店を持った。

 なぜ、ウェディングだったんですかの問いには、「いつもプラス指向で良いように考えていると福の神が寄ってくる」と稲垣忠氏は笑う。ウェディングの店の発端は今年の春頃に忠氏の長男で企画部長の稲垣達也氏がブライダルエステの人との出会いから始まった。達也氏はアパレル業界が好きで4年ほど携わった経験からレンタルを中心にブライダルドレスの店を考えはじめていた。いつも時代を先取りしていかなければいけないと言う思いもあった。そんな時期に持ち上がってきたのが、豊川市諏訪地区の再開発ビルへの入店の話である。豊川市の中心地を活性化させたいとの気持ちもあって、急速に話は進展していった。メイン通りに間口20mの店舗に見事なウェディングドレスが並ぶフェアリー豊川店は「ファッションショー」と共に華やかにオープンしたのだった。

ファッションショー
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『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』
広野 嘉代子