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京都美山町は京都市内から約1時間30分くらいの山村にあり、こんなに自然が残っているかと思うほどのどかなところである。当町へはインターネットの講演で2日間の研修で伺った。三重県の海山町とは同じ「みやま」として姉妹提携をしているとも聞いている。美山町商工会(TEL0771-75-0021)の経営指導員である中村伸夫氏がインターネットにも詳しくその担当として最寄駅まで出迎えて頂いた。美山町は「かやぶきの里」としても知られているところで、歴史ある「京の都」とは違ったおもむきのある山里である。各地にインターネットの講演に伺う場合、この地域には全国に知っていただきたい売りとなる何があるかを探り、それをインターネットをつかってどのように表現していくかを話す。 |
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お客様の趣向はさまざまで、その売りは一つではない。美山町をインターネットに載せていく場合、観光資源がいくつもあることを知りおおいに注目している。その一つとして「かやぶきの里 北村」があげられる。北村は谷間のゆるい傾斜地にあって、すまいがひとかたまりに密集した山村で、どこからでも全体が一望できるまとまりの良い村である。地理的には昔の丹波国に属するようであるが、京都と日本海の玄関口の若狭小浜との中間に位置している。かつてはごく当たり前だったそのような生活を今、再び新しい形で取り戻しつつあるのがこの北村である。重要伝統的建造仏群保存地区にもなっている。のどかなかやぶき屋根の家々にはほっとやすらぎを覚える。同じく合掌造りで有名な岐阜県の白川郷は多くの大型バスの進入で最近では交通規制をしないといけないほどに大混乱になっていると聞く。ゆったりと過ごしたいから訪れる山村も車ラッシュでは何にもならない。 |
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京都美山は、のどかな現風景が広がっている。この美山町に流れている美山川(由良川)がまたいい。まちの中心を流れるこの川が年間を通じて釣り客を魅了する。私が泊まった旅館にも大勢の釣り客で繁盛していた。こうした釣り客を暖かく迎える宿が何軒もあり商店もある。この美山にはまだまだかやぶきの民家が各所にみられる。美山の町を一周したときかやぶきの家が生活の場として今でも残っていることを知った。都会の生活に疲れた人たちが定年と同時にこの地に住みたくなる何かがあるように思う。かやぶきの趣きの家を生かした民宿もある。こうして考えていくとインターネットで美山町は大いに脚光をあびられる要素がある。 |
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多くのホームページはただ観光施設やレジャー施設を観光パンフレットのごとく載っているだけに過ぎない。それをどのように表現していくかが問題である。大きく別けて日帰りで楽しむコースづくりと、ゆったりと山里で時間を過ごしたい人への宿泊コース、そして釣り客をターゲットとしたコースが考えられる。それではインターネットでどんな情報がいちばんほしいかを考えてみたい。まず、冬の季節ならば親子で野山の楽しみ方があったらいい。都会では味わえない自然とのふれあいがほしいのである。たんぼのあぜ道に可愛くさいている花もあるだろう。しかし、寒さが厳しくなったら凍結があるかどうかも情報として必要になってくる。どんな花や実が楽しめるか。気温も入っているとなおいい。四季折々の山や川の様子が情報としていちばんほしいのかもしれない。もちろん美味しいものを食べさせてくれるお店も掲載されてなくてはいけない。 |
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民宿や旅館もホームページで詳しく載せたい。釣りのマニアも多い。川の様子を丁寧に伝えるコーナーを設けるだけでも大きな価値がある。そしてもうひとつはイベントである。ただ、行事をのせるだけでは面白くない。昨年行った時の写真を掲載してそのイベントのイメージがわくように載せると良い。美山町には陶芸ができる場所もあるようだ。いつからどこで陶芸が楽しめるのか、そんな生の情報こそがほしいのである。日々更新されて美山の山村の様子がわかったならば必ず行ってみたいと皆思うものである。今、美山町ではホームページづくりを計画中である。インターネットの研修を終えて皆さんの意識もたかまっている。いま一度美山が脚光をあびるチャンスがここにきているのかもしれない。 |
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| トピック履歴一覧へ | 中部経済新聞連載記事(毎週金曜掲載) 『うつりゆく商業環境と躍進するまちと店』 広野 嘉代子 |
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