講演の感想
![]() |
![]() |
|
「ぜんきゅうさんの話をきいて」
おじぞうさんの顔が全部あったかかった。なんだか道端にさみしそうに立っているそれとは全然ちがっていた。心をほっとさせてくれるその表情から、ぜんきゅうさんの心がうかがえた。ぜんきゅうさんの話をきいていて、絵は本当に描く人があらわれるものだと感じた。私がぜんきゅうさんのことを本当にすごいと感じたところは、つくった人形がたくさん売れているとかアイディアマンだとかいう部分ではなく、色々な体験をするなかで、多くのことを吸収して自分のものとしているところでした。ぜんきゅうさんが語った言葉でとても気に入った言葉があります。「陰をしらない人は光れない。」自分が何かの理由でとても苦しんでいる時、こんな言葉をかけてもらえたらどんなに助けられることか...。 話をきいていておもいました。こんな人だからお年寄りも心をひらくんだろうなって。 |
![]() |
|||
![]() |
「にわぜんきゅうさんのお話を聞いて」
「人間は鏡のよう、自分が笑えば相手も笑う。怒れば相手も怒る。」なるほど本当にそう思った。にわさんのお話は、このように納得できる事が多かった。大切なものはタダだったり、目に見えないものである。これもにわさんが気づかせて下さったことの1つである。常に当然のことのようにしてあるものを、見落としてしまいがちだが、これからは心に留めておくようにしたいと思った。 私はにわさんの表現がとても素敵だと思った。絵画や習字というレクリエーションを通して、お年寄りと心と心でコミュニケーションをされていらっしゃるのがよくわかった。 この方は正式な先生でも社会福祉士でもないけれど、なんだかそういう資格を越えた何かがあるように感じた。彼自身の内からにじみ出てくる思いやりの心がお年寄りの心を動かしているのだと思った。 |
|||
|
「にわぜんきゅうさんを紹介します。」
ぜんきゅうさんの作品には、人間のもつあたたかい心がいっぱい溢れています。だからどんな淋しい時も、どんな腹立たしい時も、彼の作品を眺めていると「ホッ」としてそんな事を忘れてしまいます。 彼の作る「石の鳥」は命を与えられた「内海の砂岩」です。故郷愛知県・内海の海岸で出会ったものは、「やさしさ」だったようです。「羽の模様のついた石が落ちていて、それが僕には鳥に見えた。」流木をひろって夢の世界を広げたり、特別養護老人ホーム「むらさき野苑」のおじいさんやおばあさんたちとのふれあいの中で、子供の様な純真無垢な感動に、たくさん出逢えたといいます。 「効率ばかりの世の中で人の心のバランスが今、失われていないだろうか」と人生を振り返って思ったそうです。「ありがとうのこころ」と書かれた色紙は地元で引っぱりだこになりました。忘れていた「ありがとう」ということばを今さらのように懐かしく感じてしまうからなんでしょう。 |
![]() |
|||
|
「にわぜんきゅうさんの講演に思う」
おじいさんの笑顔、おばあさんの笑顔、そこには哲学者の顔、芸術家の顔があった。言わば人生の達人と呼べる顔が合った。 老人ホームとは暗くさみしい、言葉は悪いが叔母捨て山のイメージがあったのだけれど、ぜんきゅさんの心傾けるそこの人々は全く違っていた。長く生きてきたこれまでの経験を礎に、より充実した人生を歩み始めたまだこれから大人になろうとするが如く精進し続ける人々の姿が垣間見られた。これは老人ホームを幼稚園にしてしまったぜんきゅうさんの体験談と、その記録をまとめた本、作品、写真などから伺い知る事ができ、そこにはぜんきゅうさんのこころやさしくも不思議な人生も語られていた。 ぜんきゅうさんの現在の姿は、風来坊の頃の石の鳥との出会いに集約されている。ほんの小さな石の鳥とそれを褒めてくれた人との出逢い、その小さな出逢いが全ての始まりでありその後の人生を変えた。老人ホームでの話が多くを占め、そのなかで数々の出逢いから始まった様々な仕事が現在も数多く、なんだか聞いているうちに以前話題になった「フォレスト・ガンプ」を思い出した。ただその時はそんなに人生とんとん拍子に行くもんか、映画の中の虚像の世界だと思っていた。ではなぜそのような人生が送れるのだろうか。 ぜんきゅうさんはくり返し語る。「出逢いを大切に、幸せは出逢いから、小さな出逢いが人生を変える、そして人生楽しくなくちゃ。そして始めて会う人や始めての仕事に対して、心のなかで「ようこそ、ようこそ。」と思って迎えれば、何か道が見えてくるんじゃないか。」そんなことを聞きながら、人生難しいものじゃない、もっと気楽に、ほんの小さな事から大切に接して行けば、おのずと良いほうへ進んで行けるのだろう。そう感じた。又、少々厳しい一面も。 「悪乗りでもいいから工夫する、あきらめないで前へ進む、豊かになり物を持ちすぎると心が貧しくなり何も出来なくなる、根性入れてやってもらいたい。これまでは答えを言う人が偉かったが、これからは答えのない問題を求められる時代になってきた、時代に遅れないよう皆さん頑張って欲しい。」と。なんとも優しさと厳しさを持ち合わせた立派な人、というよりは不思議な魅力を持った人、いやこれも一つの生き方であるのだろうが、自然に逆らわず受け入れるそのなかで何が大切かを見極めている、そんなまっすぐな人という印象をもった。そしてぜんきゅうさんからにじみでてくるその暖かさが、なんとも我々の気持ちまで暖かくしてくれた気がした。仕事とは何たるかというよりも、もっと根本的なものから見直せと一石を投じてくれた、そんな思いで講演会場を後にした。 |